厳しかった夏もようやく終わりと思いきや、関西ではまだ暑い日が続くようです。
今週行った山形、秋田方面は、カラッとした秋の空気に包まれ、朝晩は寒いぐらいでした。
気持ちの良い気候の中で多くの建物や町並みを見てきましたが、その中から北秋田市にある旧阿仁鉱山外国人官舎をご紹介いたします。

煉瓦造の平屋建て、周囲に木造のベランダを巡らせた建物

明治政府から阿仁鉱山に派遣された外国人技師５名の宿舎として建てられた２棟のうちの一つ

大きい方の建物は昭和30年に火災で焼失し

残っているこちらは小さい方の建物とのことですが、それでも内部には５室あります。

現存する煉瓦造の住宅としては全国的に見ても古いものの一つで

国の重要文化財に指定されています。

イギリス積みの煉瓦は、地元の窯で焼いたものを使用しているとのこと。

残念ながら、この日は休館日で内部を見ることはできませんでしたが

現在は阿仁異人館・伝承館として、鉱山で使用した用具や鉱石のほか、阿仁地区の文化・歴史の資料を展示しているそうです。

１　訪 問 年 月　　　2025年9月
２　建　築　年　　　1882年（明治15年）
３　設　計　者　　　アドルフ・メッケルほか
４　お気に入り度　　★★★★
＜参考＞
・旧阿仁鉱山外国人官舎　文化遺産オンライン

イイね！と思ったら、下のボタンを押して応援してくださいね。