今月行った仙台市にある東北学院大学、魅力のある近代建築が数棟残されています。
正門を入った正面にあるのが本館（旧東北学院専門部校舎、国登録有形文化財、1926年建築）

鉄筋コンクリート造三階建、外壁には秋保石を張ったカレッジ・ゴシックと呼ばれる様式

設計は、旧横浜競馬場一等馬見所やチャータードビルなどを手がけたＪ・Ｈモルガン

いい感じ・・・

左側にあるのは旧シュネーダー記念東北学院図書館（東北学院大学大学院棟、国登録有形文化財）
一見平凡なRC造五階建ですが、縦長の窓を配置することにより三階建風に見せています。

右側にあるのが、ラーハウザー記念東北学院礼拝堂（国登録有形文化財、1932年建築）

植栽が邪魔をして全体像がよくわかりません。
道路側からみた姿もライトアップのための照明と鉄柱があり、外観が見づらいのが難点ですね。

背面や

側面

窓周りの意匠や

装飾などが目を楽しませてくれます。

そして、駐車場をはさんだところにポツンと立っているのが、東北学院旧宣教師館

こちらは国の重要文化財に指定されています。（建築年：1887年頃）
仮囲いが設置されていることからわかるように改修工事が実施されるようです。

南面から東面にかけてベランダを配したコロニアルスタイル

同志社を創立した新島襄とともに、その分校となる宮城英学校を仙台に設立したアメリカ人宣教師ジョン・ハイド・デフォレストの名からデフォレスト館とも呼ばれています。

北面にあるのが風除室を設けた玄関

それにしいても残念、内部を見てみたかったですね。

１　訪 問 年 月　　　2025年7月
２　お気に入り度　　★★★★
３　参　考
　　東北学院旧宣教師館　文化遺産オンライン（他の建物も参照できます。）

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