近代建築の中に看板建築と呼ばれる建物があります。
木造の建物の前面に衝立のような看板を兼ねた外壁を建て、モルタルや銅板、タイルなど多様な装飾を施して洋風建築のように見立てたもので、関東大震災後に多く建設されました。
茨城県石岡市の旧市街地には、その看板建築が多く残されています。

中町商店街は電柱が地下埋設されるなど整備され、十七屋履物店や

久松商店

森戸文四郎商店のほか

玉川屋、旧吉田靴店、ヤマモト時計店の三軒並びに水酉酒店

すがや化粧品店などの個性的な建物が建ち並んでいます。

蔵造りの建物も残されており、古い建物を大切にするという住民の気持ちが感じられますね。

商店街から路地に入ったところにある喫茶四季

前面は洋風ですが、側面を見れば建物本体が木造であることがよくわかります。

こちらの洋風の装飾はなかなか見ごたえがありましたね。

商店街を少し離れたところにも、関東鉄道労働組合や



平松理容店のほか



多くの近代建築が残されており

町歩きをしていても飽きることがありませんでしたね。

１　訪 問 年 月　　　2020年11月
２　お気に入り度　　★★★★★
３　参　考　　旧石岡市内の看板建築　（石岡市のHP）

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