佐田岬半島の付け根に当たる愛媛県八幡浜市保内町にある旧白石和太郎洋館です。

川之石地区は、海運業や紡績業で栄えたところで古い町並みが残されており

現在では静かになった町並みの中に、黒漆喰の外壁の擬洋風建築があります。

正面玄関はこんな感じ

左右の2つの窓と2階の三連の窓とともに強く印象に残ります。

玄関上部の持ち送りなどもいい感じでしたね。

1階の窓はアーチ型のペディメントに円柱のピラスター、

2階の窓は三角形のペディメントに角柱のピラスターとするなどの変化を持たせ、ペディメントには装飾が施されていました。

また、側面には煙突も設けられています。

一時期は川之石ドレスメーカー女学院として利用されていたようですが、現在は市の所有となっており

第2日曜日の10時から16時まで公開されているとのことですが、この時は内部を見ることはできませんでした。少し覗いてみるとこんな感じ。

市の説明書きによると、この建物は鉱業・紡績業などで財を成した白石和太郎が明治30年代に造らせたものとのこと。

よくぞこんないい建物を建ててくれたものですね。只々、感謝
1 訪 問 年 月 2022年8月
2 設 計 者 不詳
3 お気に入り度 ★★★★★
イイね!と思ったら、下のボタンを押して応援してくださいね。
コメント