当然ですが、建物は年月を経ると老朽化します。
そのため補修が必要となりますが、老朽化が著しい場合のほか、最新の機能性が発揮できないなどの理由により取り壊されることもあります。

建替えに当たっては、古い建物の外壁など一部を残して新しいビルに建替えられるケースも多くなってきていますが、その評価は分かれるところです。
そんな中で、評価が高いのが大阪市中央区中之島にあるダイビル本館です。
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関東大震災の直後、1925年(大正14年)に本格的な貸しビルとして建てられました。
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設計を担当した渡辺節が語るには、大阪では最初の耐震構造を有する建築物とのこと
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レンガの外壁にテラコッタや石材レリーフを配した美しい建物でしたが、老朽化と先進的な設備を導入する必要性から2009年に閉館・解体されることになってしまいました。
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しかし、名建築を惜しむ声が高まったこともあり、旧ダイビルの外観を利用する形での再建が進められることになります。
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ネオロマネスク様式が採用された旧ダイビル
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そのデザインと素材を新しい建物の基壇部にビルトインする方式を採用
また、エントランスホールや社交場「大ビル倶楽部」の扉や棚を再利用し雰囲気を再現した「ダイビルサロン‘’1923‘’」なども設けられています。
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特に玄関周りにあるテラコッタや石柱の彫刻などは見事です。
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アーチ上部にあるのは鷲と少女の像
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ギリシャ風ともオリエント風ともいえる石柱などの彫刻
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いや~素晴らしいですね。
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こうした部材については、性能や耐久性を確認してできるだけ元の部材を再利用するとともに
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新たな部材を使用する場合には、エイジング加工なども施されたそうです。
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古いものを取り壊すのは簡単ですが、それを保存、修理するのは非常に大変です。
こうした対応をしていただいた方々には敬意を表したいと思います。

1 訪 問 年 月   2015年10月
2 建 築 年   1925年(大正14年)(建替、2013年(明治37年))
3 設 計 者   渡辺節、製図主任:村野藤吾、構造設計:内藤多仲
4 お気に入り度  ★★★★★
<参考>
ダイビル本館 BUILMILL
動き出したダイビル本館建設計画 ダイビル

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