少しまとまった休みが取れましたので、先週土曜日の夜からフェリーで北九州に向かい、山口県、大分県の建物を見に行ってきました。
山口県でも8日には雪が降り、9日も積雪が残る中を徘徊してまいりました。
その中から、山口市にある旧河村写真館を紹介させていただきます。

萩から防府に至る萩往還は、山口市に入ると竪小路と呼ばれます。
竪小路に面した東側には八坂神社があり、その境内に擬洋風建築が建っていました。

1887年(明治20年)ごろに旧士族の松原繁が松原写真館として建築したものと考えられ

その後、所有者の変遷に伴い増築や改築が繰り返されましたが、100年以上写真館として利用され続けたのは珍しいと言われています。

上記の写真上側の南面と下側の東面、下記の写真の西面が増築されたもの

北側が正面で、その中央部分が当初に建てられたものと考えられています。

3連の弓形アーチと高欄のある2階ベランダ、屋根の上部には塔屋が設けられ

2階の漆喰部以外の外壁は下見板張り、軒蛇腹や玄関上部の日の出型ファンライトに擬洋風建築らしさが感じられます。

現在は廃業され、内部を見ることはできませんが、整備して公開されることが望まれますね。

1 訪 問 年 月 2026年2月
2 建 築 年 1887年(明治20年)頃
3 設 計 者 不詳
4 お気に入り度 ★★★★
<参考>
・河村写真館 山口近代建築ノート
・河村写真館 山口県の文化財
イイね!と思ったら、下のボタンを押して応援してくださいね。
コメント