鶴岡市にある鶴岡公園は、庄内藩主酒井家の居城であった鶴岡城址に整備された都市公園で、桜の名所として知られています。
その公園内にある大寶館は、大正天皇の即位を記念して建てられたもの。

大正4年（1915年）11月10日の大正天皇の即位の日に合わせて開館

ルネッサンス調の赤いドーム風屋根が目を引く建物です。

開館当初は、１階が物産陳列館と図書館、２階が集会室と食堂となっていました。

現在は、高山樗牛などの郷土人物資料館として無料で公開されています。
内部は撮影禁止となっているためご紹介できないのが残念ですね。

鶴岡公園に隣接する鶴岡城三の丸内にある致道館

庄内藩の藩校として1805年（文化2年）に創設され、国の史跡となっています。

入って左側にあるのが、孔子が祀られている聖廟

正面には講堂があり

現存しているのはこの２棟となります。

閑谷学校などと同様に、聖廟脇には孔子ゆかりの楷の木が植えられていました。

その他の建物は失われていますが、その跡地がわかるように保存されています。

庄内藩は荻生徂徠の提唱する徂徠学を藩学としており

その教科書や版木などのほか、歴史的な資料が展示されています。

こちらも無料で公開されているのがうれしいですね。
敷地内にはヒガンバナが咲き始め、ようやく秋の到来を告げてくれていました。

１　訪 問 年 月　　　2025年9月
２　お気に入り度　　★★★★
＜参考＞
・大寶館　鶴岡観光ナビ
・致道館　鶴岡市教育委員会

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