古い建物、町並みとともに

 日本各地に残る古い建物や町並みを眺めているとどこかほっとした気分になり、日頃の疲れが癒されますよね。  このブログでは、管理者がこれまでに訪れた全国各地の近代建築や古い町並みを紹介し、その魅力をお伝えできればいいなと思っています。

近代建築の中に看板建築と呼ばれる建物があります。木造の建物の前面に衝立のような看板を兼ねた外壁を建て、モルタルや銅板、タイルなど多様な装飾を施して洋風建築のように見立てたもので、関東大震災後に多く建設されました。茨城県石岡市の旧市街地には、その看板建築が ...

秋田県の南西部、鳥海山の麓にあるにかほ市海岸沿いの象潟は、潟湖に多くの島々が浮かび、「東の松島と西の象潟」並び称される景勝地で九十九島と呼ばれていました。しかし、1804年の象潟大地震により海底が2m隆起し、島の跡を残す平地になったという珍しい地形は国の天然 ...

山形県鶴岡市の湯殿山近くの山中にある田麦俣集落庄内地方と村山地方を結ぶ六十里越街道の中間点にあり、湯殿山神社への参拝客が立ち寄る宿場町として発展しました。山間地で広い敷地の確保が困難であり、豪雪時の出入りを容易にするとともに、居住空間と客人を泊める空間を ...

青森県黒石市、八甲田山の麓にある温湯温泉は、鄙びた町並みの残る温泉地です。共同浴場の周辺には、内湯のない客舎と呼ばれる湯治宿が何軒かあり風呂桶を片手に共同湯に通う湯治客が今にも現れてきそうな雰囲気です。落ち着いた建物や控えめな看板などの風情がたまりません ...

宮城県登米市にある旧登米警察署です。1889年(明治22年)に建てられ、1968年(昭和43年)まで使用されました。白ペンキ塗り、下見板張りの建物正面に、2階をバルコニーとした玄関ポーチが大きく張り出し、上部の三角ペディメント、イオニア式の柱頭などの装飾が施されてい ...

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